アレクサンドロウリ (Aleksandrouli)

ジョージア西部のラチャ地方で長らく栽培されてきた品種で、干ばつに強く、どのような土壌でもよく生育します。霜にも強く、標高800mの場所でも栽培できるので、山岳地の栽培に向く品種とも言えます。

スタイル
比較的果皮が薄く、タンニンは控えめなワインに仕上がります。ムジュレトゥリ (Mujureturi)とブレンドされることも多く、辛口や中甘口のワインが造られますが、オジャレシ (Ojaleshi)やウサヘロウリ (Usakhelouri)とブレンドされる事もあります。
PDOフヴァンチカラ (Khvanchkara)はアレクサンドロウリ (Aleksandrouli)とムジュレトゥリ (Mujureturi)をブレンドした中甘口のワインであり、サワー・ブラックチェリーやブラックベリー、桑の実の風味を見せます。一方、冷涼産地ではスミレ、ブラックティー、ヴァニラや甘草の風味が見せる事もあります。
カルトゥリ (Kartli)地方で造られる辛口ワインでは、タバコや胡椒の風味が加わり、熟成のポテンシャルを持つワインとなります。

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