ジョージア東部、特にカヘティ地方で広く栽培されています。アラザニ川右岸で最も栽培されており、カヘティ地方の白ブドウ品種の中では、ルカツティリやムツヴァネと並び、高品質のワインが造れる品種と考えられています。
早熟で冬期の霜に強い為、標高の高い冷涼な山岳地での栽培にも適していますが、収量が極めて低く、うどんこ病にかかりやすいという難点がある為、栽培では注意深いケアが必要になります。
香味の特徴/風味
アロマティックで、アプリコット、そしてフローラルな香りがあり、ハチミツの風味も感じられます。
スタイル
辛口から中甘口/甘口まで多様なスタイルがあり、アルコール度数は中程度の柔らかな酸味を持つワインとなります。単一で醸造されたり、他品種とブレンドされる事がありますが、PDOカルデナヒ (Kardenakhi)では酒精強化ワインとしても醸造されます。
ヨーロッパ式と伝統式（クヴェヴリ醸造）のどちらの醸造法でも造られますが、ヨーロッパ式醸造ではツゲのような香りが加わる傾向があり、伝統式醸造スタイルではドライフルーツや花、キャラメル、コリアンダー、ドライハーブの香りが現れます。